Добрий день.
ドーブルィデーニ
こんにちは
ウクライナキーウに来て驚いたことの一つ。それは地下鉄!駅の構造や建築自体が見る価値ありで、世界一深い地下鉄駅もここキーウにあります。
ただ、地下鉄を乗りこなすには少し慣れが必要です。今回はキーウの地下鉄の様子とともに乗り方を詳しくご紹介します。
キーウ(キエフ)の地下鉄について

※上記路線図の右側、水色の太い線はキエフ市内を流れるドニプロ川です。
メトロ路線
キエフの地下鉄は現在、Line1(Red), Line2(Blue), Line3(Green)の3路線。これから4路線目ができるのだそうです。
色で覚えるのが簡単ですが、それぞれの路線に名前もあります。
1. Sviatoshynsko–Brovarska line 赤ライン
2. The Obolonsko–Teremkivska line 青ライン
3. Syretsko–Pecherska line 緑ライン
路線名も駅名も、***ska(~の、の意味)が多く登場し、覚えるのが難しいですね。
赤ラインと緑ラインは東西に、青ラインは南北に走っています。(東西線が青が良かった。笑)
乗り換え駅
路線図の通り3路線しかなく、それぞれの交差点3箇所のみが乗り換え駅です。注意すべき点は、乗り換え駅では路線によって駅の名前が異なるということです。
zoloti-vorota (Green) – teatralna (Red)
maidan-nezalezhnosti (Blue) – khreschatyk (Red)
palats-sportu (Green)- ploshcha-lva-tolstoho (Blue)
日本いうと、国会議事堂前駅 – 溜池山王駅のようなことですが、キリル文字の読めない観光客には難しすぎます・・
ちなみに、
・zoloti-vorota駅がキエフの大門の最寄り
・maidan-nezalezhnosti駅が独立広場
この2つは覚えておくと良いかもしれません。観光の際にはよく使う駅です。
キーウ(キエフ)地下鉄の乗り方
路線図を見たら『3路線しかないなら簡単に乗れそう!』と思われたかもしれませんが、実際にはちょっと慣れが必要です。地下鉄の乗り方について写真付きで詳しくお伝えしたいと思います。
Entranceから入る
まず地下鉄駅構内へはEntranceと書いてあるところから入ります。
No Entrance は逆流になるので入れません。

日本の地下鉄よりも順路、登り階段、下り階段はきちんと分けられているので、構内では従うようにします。
切符・メトロコイン(ジェトン)の買い方
切符と書きましたが切符はなく、乗り方には大きく2通りあります。
- Suicaのようなメトロカードを買ってチャージする方法
- 現金で改札を通過するためのコイン(ジェトン)を都度購入する方法
現金の方が簡単なのと、数日の滞在であればメトロカード内にお金が残ってしまうかもしれないので、コインが良いかと思います。現地の人もコインを購入している方が多いです。
コインの購入は簡単です。
各駅の改札付近に “みどりの窓口” のようなところがあります。

その窓口のところで黙ってお金を出せば、水色のプラスチック製コインとお釣りをもらえます。
どこまで行くにも一律料金なので値段を調べる必要もなく、行き先を告げる必要もないです。ただ入場のためのコインをもらうだけです。現地の皆さんが黙ってお金を出し、出された側も黙々とコインをくれるだけのかなり機械的な作業が行われています。
一応窓口には single ride の値段が書いてあります。

写真は5フリヴニャと書かれていますが、現在は値上がりしています。
大きなお札しかなくても出して断られることはなく、大丈夫でした。(別の国だとだめだと言われることがありますね・・)
ところでこの小さな窓口のところはお札のやり取りをスムーズにするためなのか?ここだけ不自然な強風が吹いていることがあります。そのせいでお札が吹っ飛ぶので要注意です。
みどりの窓口購入が一番メジャーですが、コインを買う方法はもう一つあります。

この黄色い自販機にお金を入れると、下からメトロ乗車用のコインが出てきます。この機械はない駅もあります。それにしても図説って本当にありがたいですね。
改札の通り方
さて、頂けるメトロコイン(ジェトン)はこちらです。おもちゃみたいなプラスチック製の水色コインです。使い回されているので、綺麗ではありません。キーウメトロと書いてあります。

コインを入手したら、あとは改札のコイン投入口にコインを入れて、バーを自分で倒して進むだけです!

コインを入れるところには青いコインのマークがあるのでわかりやすいです。
コインで入れない(Suica専用改札のような)改札もありますので、コイン投入口のある改札から入ります。
注意点
- 入れたコインは出てきません。どこまで行くにも定額なので入るときに支払うのみです。
- おもちゃのようなプラスチックコインなので、たまにコロコロっと改札内に転がっていきます。よく見られる光景で、運がよければ中の人が拾ってくれます。拾って貰えなかったり、どこかへ行ってしまったりしたら、もう一度買うことになります。
アナログ感しかないシステムなのですが、なんだか微笑ましいです。
※このジェトンは順次廃止されているようですね。これだと・・3Dプリンターで簡単に作れそうですしね。現在はQRコードで乗車できるようです。
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地下鉄を待つ
ホームの端に、次の電車が来るまでのカウントダウンがあることが多いです。ない駅もあります。
降り方
降りるときにも改札のようなところが一応ありますが、一律価格で支払い済みなので素通りするだけです。

改札を通ったらExitと書いてある出口から出ます。人の流れに逆らわずに進みましょう。
※素通りするだけなのになぜこの改札を作ったのだろうか・・
キーウ(キエフ)地下鉄の注意点
地下鉄の乗り方をつかんで頂けたらところで注意点をまとめます。
逆流しないこと
構内は基本的にすべて一方通行になっています。階段も上り下りそれぞれわかりやすく表示されているので逆行しないように。

例えばこちらの写真の階段は、マークの通り、登ることはできません。
エスカレーターに注意

キーウの地下鉄は地下深くにあり、エスカレーターが日本ではあり得ない速さで動いています。
構内は暗く、人が多く、しかも皆さん背が高いため、エスカレーターに乗る直前まで足元が見えないことが多々あります。慣れるまでは恐怖です。くれぐれもお気をつけください。
(参考)ウクライナ人の平均身長は男性で176.5cm、女性で164.8cmだそうです。日本は男性約168cm、女性約155㎝ と言われています。
地下鉄の乗り換え方法

乗り換えの案内は英語も書いてあるのですがのですが、かなり見づらいです。構内が暗い上、看板の位置がとても高くて文字が小さく、慣れるまでは(慣れても)目に入ってきません。特に混雑時は看板を見つけることも難しいです。

そこで、乗り換えがわからない場合には、まず乗り換えるべき駅で電車を降りたら、とりあえず人の流れに乗るという方法があります。
構内がすべて一方通行のため、電車を降りたその流れは、出口に向かう流れか乗り換えの流れの二択です。とりあえず人の流れに乗ってみて、出口に行ってしまったら戻る、という方法を使えば乗り換えは成功します!笑
幸いなことに3路線交わる駅が存在しないのでこの方法が使えるわけです。
落ち着いて乗り換え案内を見れば良いのですが、とりあえず人の流れに乗るしかないくらいの混み具合であることが多いです。しかも、皆さん背が高くて足が長いので、人の流れの圧迫感とスピードが日本の人混みとは違います。
『あれ?どっちかな?』なんて日本人が立っている余裕がありません。(スリの餌にされます)

これまで欧米やアジア等、どんな国でも電車に乗るが難しいと感じたことはありませんでしたが、キーウの地下鉄はとにかく暗く、わかりづらくて戸惑います。最初から遠出せず、数駅乗って慣れると良いかもしれません。
慣れれば安くてとても便利です。ドーム型の構内はとても美しく観るだけでも価値がありますし、世界一長いエスカレーターもアトラクションのようで楽しいです。
お読みいただきありがとうございます。参考になることがあれば幸いです。
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このブログはウクライナが恋しくてたまらないアラサーが、いつかまたウクライナに行ける日を夢見て綴っているウクライナブログです。
キーウ地下鉄でキーウ観光!いつかキーウに行ってみたいという方も、キーウが懐かしくてたまらない方も。キーウの魅力を全部まとめた記事はこちらです。

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