Добрий день(ドーブルィデーニ!)
こんにちは。
日本では馴染みの薄いイースターですが、ウクライナにいるとスーパーの様子もガラリと変わり、イースターが一大イベントであることをとても感じます!今回はそんなウクライナのキエフで見たイースターの様子についてご紹介します。
イースターとは
日本でも少しずつイベント化してきたイースターですが、そもそもイースターが何であるかはあまり知られていないかもしれません。イースターとは簡単に言えば、イエスキリストが亡くなったのち三日目に復活したことをお祝いする復活祭のこと。
ちょうど春の訪れの時期でもあり、現地にいると、寒さ厳しいウクライナの人々にとって待ちわびた春を告げる一大イベントであることを感じます。
ところでウクライナってキリスト教が主流なの?と思われたかもしれません。
ウクライナの宗教事情は結構複雑なようです。在ウクライナ日本国大使館のページが参考になりそうなのでよかったらどうぞ。
ウクライナのキエフで見たイースター
パスカ Паска
まずはなんと言ってもПаскаパスカと呼ばれるお菓子。
イースターならではのものです。普段は普通のパンが売られているパン売り場も、イースターが近づくと徐々にこのパスカの占有面積が広くなり・・
当日になるとパン売り場がぜんぶこのパスカで埋め尽くされます!どこのお店に行っても大体こんな様子で、パン売り場だけでなくお菓子売り場までジャックされていたりします。
パスカはアイシングとシュガークラフトでデコレーションされた派手なものも多いです。
お店によってデコレーションは色々ですが、春らしいお花のものが一番ポピュラーだったように思います。
購入してみようと思って主人とどれにするか迷っていたら『チョコレートがかかっているやつがいいよ!』と通りすがりの方が教えて下さったので、そちらを購入してきました。
食べると乾燥していて日持ちが良さそうなパンという感じです。この後も色んなものを試してみましたが、教えていただいた通りこのチョコレートのものが一番食べやすかった気がしました。
このお菓子?パン?は自宅で作る方も多いらしく、アルミや紙製の型もたくさん売られています。これだけパスカが売っているのに、さらに型やカップもたくさん売っていて、イースターの時期は全国民がこれしか食べないのかな・・?と思わされるほどです。
型は様々な柄とサイズがあり、色んなお店を回るとたくさん集められて楽しいです!イースターが近くにつれ、薬局などでもカップ型が売られていました〜
ちなみに帰国後、購入した型を使ってパスカ作りをしました!そこそこうまく再現できたと思いますのでよかったら覗いてみてください〜!
ピサンカ(プィーサンカ)Писанка
パスカと同じくらい大量に売られていたものが、このイースターエッグのフィルムです。
ウクライナでПисанка(プィーサンカ、ピサンカ)と呼ばれるイースターエッグは色使いも柄も特徴的なものが多いです。
このフィルムは使い方が裏に絵で説明されています。つながっているフィルムを切って、卵に巻き、茹でると出来上がりみたいです。一枚数円の安さで売られており、お子さんのいる方やアート好きな友人へにお土産にするととても面白がってもらえました。
その他にペーパーナプキンやハガキもイースターならではのものがたくさん!ぜんぶ集めたイースター土産はこんな感じです!華やか!
ところで日本でイースターといえばウサギのイメージですがウクライナではあまりウサギは登場していません。ウサギが復活祭にたまごを運んでくるというストーリーとはまた違うのかもしれないですね〜。
イースターのラッピング電車
地下鉄でもイースターを感じました!
イースターのラッピング電車は遭遇率はそれほど高くないのですが、深くて暗いキエフの地下鉄にイースターのこの車両が入ってくると本当に華やかで気分も明るくなります。
地下鉄ホームも一部イースターらしくなっていました。
クリスマスでもわたしの見る限りではこんなことはなかったので、イースターはクリスマス以上のイベント感がありました!
以上、ウクライナのイースターのご紹介でした。