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ウクライナ・キーウの中心に立つ「聖ソフィア大聖堂」は、世界遺産に登録されている街のシンボルです。キーウ最古の大聖堂として歴史的価値も高く、内部には11世紀のフレスコ画やモザイクが残されています。
今回は、初めて訪れる方、いつか訪れてみたい!と思っている方に向けて「聖ソフィア大聖堂」の魅力と観光ポイントを、実際に訪れた写真とともにご紹介します。
このブログはウクライナに魅了されたキーウのキー子さんが綴るウクライナブログです。インスタグラム👉@lovelivekyiv もよろしくお願いします!
聖ソフィア大聖堂
ウクライナ語表記:
Собор святої Софії(ソボル・スヴィャトイー・ソフィーイ)
英語表記:St. Sophia’s Cathedral
1017年(または1037年)にキーウ大公ヤロスラフ賢公によって建立された、キーウ・ルーシ最大の聖堂です。ウクライナ建築史上、最も重要な教会のひとつとされます。
聖ソフィア大聖堂(せいソフィアだいせいどう、ウクライナ語: Собор святої Софії)はウクライナの首都、キーウの真中心にあるキリスト教の大聖堂である。ウクライナ最初の中央政権国家キエフ・ルーシ最大の聖堂として1037年に建立された。10世紀から13世紀、15世紀から18世紀の間、キエフ府主教の主教座大聖堂であった。現代において、11世紀から18世紀までのウクライナ建築史上最も名立たる教会であるとされる。
Wikipedia『聖ソフィア大聖堂(キーウ)』より引用
1017年(寛仁元年)というと、日本では平安時代。藤原道長が息子の頼道に摂政の座を譲った年。貴族文化がもっとも華やかだった時代です。
同じころ遠く離れたウクライナでも、キエフ大公国の黄金時代が訪れ、ソフィア大聖堂が建立されたんですね。それぞれの文化の華やかさが花開いていた時代だったんだなぁと思うと面白い(し、覚えやすい)ですね!
世界遺産登録
1990年に「キーウの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキーウ・ペチェールシク大修道院」の一部として世界遺産リストに登録された。
Wikipedia『聖ソフィア大聖堂(キーウ)』より引用
意外なことに、キーウの世界遺産はこちらの一件しかありません。
ソフィア大聖堂はペチェールシク大修道院と一緒に世界遺産登録されていますが、同じ敷地にあるわけではなく、ペチェールシク大修道院とは約4キロの距離があります。
ペチェールシク大修道院についてはこちら👉ペチェールシク大修道院観光 をご覧ください。
修道院の歴史:創建から現在まで
1017もしくは1037年
キーウ大公ヤロスラフによって建立。ペチェニーヒ撃退の勝利記念とも伝えられる。
11〜13世紀
正教会の府主教座。即位・結婚・葬儀・使節接待の場として使われた。図書館や大学もあった。当初はビザンツ様式で、白壁と鉛色のドーム、13の黄金ドームを持つ特別な教会だった。
1169年
ウラジーミル・スーズダリ大公国に略奪され、大きな被害を受ける。
1240年
モンゴル帝国に侵入され、荒廃。キーウ・ルーシの滅亡へ。
1569年
ウクライナ・カトリック教会の司教座になり、大修理が始まる。
1633〜1740年
ウクライナ正教会のもとで修復。内部は保存され、外観はウクライナ・バロック様式に改修。
1934年
ソ連政府により「ソフィア博物館」として保護。破壊を免れる。
1990年
修道院群とともにユネスコ世界遺産に登録
現代
宗教対立を避けるため特定の教派には属さず、博物館として公開。正教会・カトリックが交代で使用。
2023年
「危機にさらされている世界遺産(危機遺産)」指定
2025年 大聖堂の外壁の一部が損傷
拝観ガイド
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開館時間: 10:00〜18:00(冬季は早まります!)
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入場料:大聖堂+博物館 約125フリヴニャ、鐘楼のみ約20フリヴニャ(変動あり)
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服装マナー:女性はスカーフがあると安心です。
アクセス
地下鉄ならキーウの大門のあるゾロチーヴォロータ駅から徒歩10分です。独立広場からも歩いて行くことができます。
内部探訪:フレスコ画とモザイク
外観が美しいので外から見るだけでも楽しめますが、チケットを購入して中に入ることもできます。大聖堂内部はフレスコ画とモザイクがとても豪華で煌びやか!一見の価値ありです。
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特に有名なのは「祈りを捧げる聖母」のモザイク
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天井や壁一面を覆う色鮮やかなフレスコ画は、1000年の時を超えて今も残る貴重な芸術です
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聖職者たちのイコンが所狭しと埋め尽くされています。
内部に入るとその豪華さに驚くとともに、ここが観光地ではなく、神聖な祈りの場であることを思い知らされます。
ただ、こちらは中心地ということもあってか、ペチェールシク大修道院よりは観光客でも入りやすい雰囲気があります。ぜひ静かに訪れてみてください!
鐘楼に登ろう!
鐘楼というのは、修道院の脇にある大きな鐘の塔のことです。高さ約76mあり、登ることができます。76mというと、25階建てのマンションくらいの高さです!
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ソフィア大聖堂を真上から見下ろせる絶景!
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キーウ中心部や聖ミハイル黄金ドーム修道院も望めます
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写真撮影にも絶好のスポットです
鐘楼のチケットは私たちが訪れた時は20フリヴニャ、約80円でした。チケットを購入し、鐘楼の階段をひたすらグルグル登ります。
小さな鐘がいっぱいついています〜
左側が会談あまりちゃんとした作りではないので足がすくみます。
伝わりますでしょうか・・くるくるとプレハブのような階段を登ると、途中でフロア階があって外の景色が見られるようになっています。
結構怖い!だんだん高くなっていく景色をゆっくり楽しみながら登っていくことができます。
この日は私たちと、もう一組観光客のカップルに出会ったのみでした。
上まで登ってきました〜!
ソフィア大聖堂と一緒に写真を撮るならこのスポットがおすすめです。
曇っている日が多くこの日もどんよりしていますが、それがまたキーウっぽいようにも思います。雲の隙間から大聖堂に光が当たるタイミングは胸が締め付けられるような美しさです。
聖ソフィア大聖堂から北東側に見えるのは、水色の聖ミハイルドーム修道院です。聖ソフィア大聖堂と同じく黄金に輝く姿が美しいです。
聖ミハイルドーム修道院についてはこちら👉聖ミハイルドーム修道院観光
モデルコース
☆定番観光コース
ソフィア大聖堂 → 聖ミハイル黄金ドーム修道院 → アンドレイ教会 → アンドレイ坂散策(食事とお買い物)
これらは徒歩で回れる距離なので、1日観光プランとして最適です。
アンドレイ坂観光についてはこちら👉アンドレイ坂観光
☆世界遺産コース
ソフィア大聖堂→ペチェールシク大修道院
キーウの世界遺産は「キーウの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキーウ・ペチェールシク大修道院」の一件のみです。時間が限られている方、世界遺産を優先したい方は、まとめて観光されるのもおすすめです。
世界遺産ペチェールシク大修道院についてはこちら👉ペチェールシク大修道院観光
ところでこのソフィア大聖堂付近はキーウの一大観光スポット。観光客が多く、キーウ名物?の着ぐるみさんがウロウロしています。一緒に写真を撮るとお金を取られます。
例えばクマさんがいたり、
スーパーマンとシマウマ?がいたりします。鐘楼に登れば、よく見えます笑

