Добрий день
ドーブルィデーニ
キエフに行ったことがなくても聞いたことがあるキエフの大門!
ムゾルグスキー作曲の組曲「展覧会の絵」の終曲「キエフの大門」で有名ですね。
『でもキエフの大門って実在するの?どこにあるの?』
キーウの街の中心にそびえ立つ黄金の門――Золоті Ворота(Zoloti Vorota)が史跡として実在し、内部見学までできることを知る人は意外に少ないはず。その重厚な姿は、目にするだけで胸が高鳴る迫力。石垣の隙間から覗く中世の遺構、頂上から見渡す市街のパノラマ・・・キーウの大門について余すところなくご案内します!
※「キエフ」の表記は「キーウ」が定着していますが、本記事では「キエフの大門」を慣用表記としてそのまま「キエフの大門」と表記しています。
キエフの大門はどこにある?
キエフの大門はウクライナの首都キーウの中心地にあります!
下記の地図で見ると、キエフの大門はキーウのほぼ真ん中に位置していることがわかると思います。

キーウのメトロ駅「Zoloti Vorota(Золоті Ворота)駅」を降りてすぐ──市内を南北に貫くヴォロディミル大通り(Volodymyrska St.)と、東西に伸びるヤロスラフ大通り(Yaroslaviv Val St.)の交差点付近にあります。旧市街の“入口”として10世紀以来の歴史を刻みつつ、現代でも交通の要所となっています。
キエフの大門って何?

『実在するのはわかったけど、キエフの大門って何?』
正式名称:Золоті ворота(ゾロチー・ヴォロータ/Golden Gate)
役 割:10世紀末、キエフ大公国時代の城壁に設けられた中央門
呼 称:現地ウクライナ語では「黄金の門」と呼ばれる
キエフの大門についてウィキペディアには以下のように説明されています。
黄金の門(ウクライナ語: Золоті ворота;ゾロチー・ヴォロータ)は、ウクライナの首都キエフの歴史的地区にある史跡、キエフ大公国時代のキエフの中央門である。
Wikipediaより引用
要するに、昔のキーウの門です。昔々、キーウ市街を取り囲む城壁が築かれ、その時の入り口がこの門でした。日本ではキエフの大門という名前で親しまれていますが、現地では『黄金の門』と呼ばれます。
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以下に、簡単に歴史をまとめます。
キーウの大門内部の観光情報に飛びたい方は次の章へスキップ!

歴史と再建の背景

南門の築造(1017–1024年頃)
キエフ大公ヤロスラフ賢公(Yaroslav the Wise)が、「南門(Southern Gate)」を築造。
当初は都市を防衛する実用的な門で、石と煉瓦で造られた城壁は全長約3.5kmに及んだ。頂部には受胎告知教会が載せられ、“神の守護”を象徴するデザインだったと言われる。
荒廃・埋没(13世紀以降)
1240年、モンゴル軍の侵攻により城壁の多くが破壊され、南門も部分的に崩落。
その後、廃墟化。18世紀には外観はほとんど姿を消し、地中の遺構として忘れ去られていった。
初期保存活動(1832年)
1832年、当時の大主教ユージニウスが遺構の発掘を指示し、初めて保存と調査が行われる。
発掘とパビリオン設置(1970年代)
大規模な考古学的発掘が実施され、遺構の全容が徐々に復元される。
発掘現場のすぐ横には鉄骨とガラスで覆われたパビリオン(門のマスク)が設置され、内部を見学できる「黄金の門博物館」として一般公開がスタート。
完全再建(1970–1982年)
1982年、キーウ市の1500周年を記念して、発掘で確認された遺構を保存しつつ、外観を「想像復元」する形で全面的に再建が行われた。ただし、完成図には多くの推定が含まれ、史学者や建築史家から批判も上がった。
現在
再建後は内部にオリジナルの廃墟部がそのまま残され、随所に当時の石積みを観察できる。また、1989年には地下鉄Zoloti Vorota駅が開業、1997年にはヤロスラフ賢公の像が門の西側に設置されるなど、史跡周辺は歴史教育の場として整備が進んでいる。
一度は廃墟になったとは、信じられません。実際に訪れると建設当時のキーウの街に思いをはせることができる素敵な場所なので、復元されてよかったなと思わずにいられません。
キエフの大門観光情報
実際に観光した様子もご紹介したいと思います。

門自体はとても大きい!というほどではないのですが、重厚感があります。
アクセス
キーウ地下鉄のЗолоті ворота(Zoloti Vorota)駅からすぐです。
Золоті (ゾローティ)「黄金の」
ворота (ヴォロータ)「門」「ゲート」
Zoloti Vorota駅を出るとすぐに門が目に入ってきます。オペラ座からも近い場所になります。
ちなみに、キーウのメイン広場である独立広場から歩くこともできます。少し登り坂ですが、15分ほどなのでお散歩がてら歩かれてみるのもおすすめです。
キーウ地下鉄についてはこちらの記事で書いています。

営業時間
外から観るだけであればいつでも大丈夫ですが、キエフの大門は実はチケットを購入して中に入ることもできます。
中にも入りたい場合、定休日は入れませんので行かれる前には最新情報をご確認ください。
チケット購入方法
せっかくなので内部に入ってみることをオススメします。

チケット購入窓口は小さいですが、大門の横側にあります。白いプレートで金額が表示されています。
チケットにはいくつか種類がありますが、私たちの訪問時は 大人一人50フリヴニャ でした。
キエフの大門内部観光について
キエフの大門内部の様子です。

中の通路はあまり広くなく、空気がひんやりとして暗く、重い感じです。
最上部までは階段で登ることができます。エレベーターは設置されていません。

こんなに近くで見ることができるので、素材感、重厚感が圧し掛かってくる感覚です。
展示された地図を見ると、キーウ公国時代の門だったことが改めてよくわかります。

最上部まで行くと教会があり、熱心にお祈りされている方も多かったです。
階段を登っていく途中には何箇所か外に出られるところがあり、キーウの街並みを見ることができます。

キエフの大門から眺めるキーウの街もまた良いです。
そんなに広いわけではないので、1時間かからずに観光できます!
私たちが訪れた際にはちょうど内部に撮影クルーのような方がいらっしゃって、何かの撮影をされていました。現地の方にとっても撮影スポットなのかもしれません。
キエフの大門に行くことは『展覧会の絵』が好きな主人の念願でもあったので、中にまで入れて大満足でした!
周りの公園では現地の方が集まって歌を歌ったり、コーヒーを飲んだりと思い思いに過ごされているので、時間があれば少しゆっくりしてみるのも良いかもしれないです。特に土日はたくさんの方がゆっくりされているので雰囲気がとても良いです。
キーウ観光のおすすめスポットはキエフの大門以外にもたくさんあります!
世界遺産から和食レストランまで、実際に歩いてまとめたキーウ観光完全紹介記事はこちらです。

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